マスカーニャのどくびしを起点に、メガマフォクシーのねがいごと・まもると、ブリジュラスのみがわり・まもるを組み合わせて相手を削る「毒シナモン」構築です。受け寄りの基本選出だけでなく、メガフラエッテ、イダイトウ、ガブリアスによる攻撃的な3匹も備え、相手の回復手段や毒の通りに応じて勝ち筋を切り替えます。

構築の狙い
構築名の「毒シナモン」は、マスカーニャのどくびしと、メガマフォクシー・ブリジュラスによる倒されにくい展開を組み合わせた勝ち筋を表しています。
最も多く使われた選出は、マスカーニャ、メガマフォクシー、ブリジュラスです。動画では全体の約7割がこの3匹だったと説明されています。
マスカーニャがきあいのタスキを使ってどくびしを設置し、メガマフォクシーがマジカルフレイムとおにびで相手の攻撃性能を下げます。ブリジュラスはじきゅうりょく、たべのこし、まもる、みがわりで場に残り続けます。
毒が通りにくい相手や回復手段を持つ相手には、メガフラエッテとイダイトウを中心とした攻撃選出へ切り替えます。ガブリアスはステルスロックとまきびしを設置し、ドラゴンテールで交代を促して削りを蓄積します。
構築はポケモンチャンピオンズのM-1で最終レート2703、最終38位を記録しています。公開チームIDは5MHSN815W4です。
勝ち筋と展開手順
- 基本はマスカーニャを先発にし、きあいのタスキで行動回数を確保してどくびしを設置します。ウルガモスやリザードンにはパワージェム、ブリジュラスにははどうだん、削れた相手にはふいうちを使います。
- メガマフォクシーは特殊相手へマジカルフレイム、物理相手へおにびを使い、まもるでターンを稼ぎながらねがいごとで自分かブリジュラスを回復します。
- ブリジュラスは物理技を受けてじきゅうりょくを発動させ、みがわりとまもるでどく・たべのこしのターンを進めます。みずタイプにはエレクトロビーム、ガブリアスや同族にはりゅうのはどうを選びます。
- 攻撃選出では、メガフラエッテの高い特殊火力と、イダイトウのしんぴのしずく・てきおうりょくで強化されたウェーブタックルを主軸にします。イダイトウはこうそくいどう後の全抜きや、味方が倒れた後のおはかまいりも狙えます。
- ガブリアスを選ぶ場合はステルスロックとまきびしを置き、ドラゴンテールで相手を入れ替えて定数ダメージを重ねます。じしんは削りと遂行のための直接打点です。
- 相手にサザンドラを軸とした並びが見える場合などは、マスカーニャ、マフォクシー、フラエッテの2メガ候補を同時に選び、対面に応じてどちらをメガシンカさせるか決める選出も使われています。
基本選出
- 基本選出:マスカーニャ+メガマフォクシー+ブリジュラス。どくびし、能力低下、ねがいごと、まもる、みがわりをつないで削り切ります。
- メガフラエッテ先発:メガフラエッテ+イダイトウ+ガブリアス。フラエッテで序盤から負荷をかけ、後続のイダイトウで詰めます。
- ガブリアス先発:ガブリアス+メガフラエッテ+イダイトウ。先に設置技を置き、攻撃役2匹の圏内を広げます。
- イダイトウ先発:イダイトウ+ガブリアス+メガフラエッテ。ウェーブタックルで先に大きく削り、残り2匹へつなぎます。
- どくびしが通りにくく、フラエッテとイダイトウも選びにくい相手:メガマフォクシー+ブリジュラス+ガブリアスまたはイダイトウ。
- 2メガ候補選出:マスカーニャ+マフォクシー+フラエッテ。試合中の対面を見て、マフォクシーとフラエッテのどちらをメガシンカさせるか選びます。
6匹の役割と使い方
フラエッテ(メガフラエッテ)
高い特殊火力で序盤から負荷をかけます。くさわけで素早さを上げ、きあいのタスキを削りながら行動順を逆転できます。ムーンフォースを安定打点、はめつのひかりを最大火力、サイコキネシスをメガゲンガーなどへの打点として使います。

マスカーニャ
きあいのタスキで行動を確保し、基本選出のどくびしを設置します。パワージェムはウルガモスとリザードン、はどうだんはブリジュラスを狙う技です。ふいうちは削れた相手への最後の打点になります。

イダイトウ(オスのすがた)
しんぴのしずくとてきおうりょくで強化したウェーブタックルを序盤から使えます。こうそくいどう後の全抜き、味方が倒れた後のおはかまいり、削れた相手へのアクアジェットを使い分けます。

ブリジュラス
物理技を受けてじきゅうりょくを発動させ、みがわり、まもる、たべのこしで場に残ります。りゅうのはどうはガブリアスや同族への命中安定打点、エレクトロビームはみずタイプへの打点と特攻上昇を兼ねます。

ガブリアス
ステルスロックとまきびしを設置し、ドラゴンテールで相手を交代させて定数ダメージを蓄積します。オボンのみと耐久配分で行動回数を確保し、じしんで直接削ることもできます。

マフォクシー(メガマフォクシー)
マジカルフレイムで特殊火力を下げ、おにびで物理火力を下げます。ねがいごととまもるで自分を回復するほか、後攻交代からブリジュラスへ回復を渡し、基本選出の継戦能力を支えます。

この構築が優れている点
- 回復技を持たない攻撃的な構築に対し、どくびしとまもる・みがわりを組み合わせた再現性の高い勝ち筋を持っています。
- メガマフォクシーが特殊火力をマジカルフレイムで、物理火力をおにびで下げられるため、後続のブリジュラスが場に残るための条件を作れます。
- ブリジュラスはじきゅうりょくで物理耐久を上げながら、エレクトロビームで特攻も上げられます。耐久だけに寄らず、終盤に自ら攻める選択肢があります。
- マスカーニャのパワージェムとはどうだん、イダイトウのこうそくいどうなど、一般的な型から外れた技で相手の想定を崩せます。
- 受け寄りの3匹と攻撃寄りの3匹が明確に分かれており、毒や回復技の有無を見て選出方針を切り替えられます。
- メガフラエッテとイダイトウの高火力に、ガブリアスの複数の設置技を合わせることで、耐久寄りの基本選出とは異なる速度で試合を進められます。
使うときの注意点
- 回復技を持つ相手には毒とまもるだけで削り切れず、引き分けになりやすいと構築者が説明しています。
- どくタイプ全般、たべのこしギルガルド、なまけるカバルドン、メガフシギバナなど、毒が機能しにくい相手や継続回復できる相手は基本選出で崩しにくい相手です。
- メガマフォクシーのおにびは使用機会が少なかったとされ、構築者はサイコショック、アンコール、ひかりのかべなどへの変更余地を挙げています。記事では実際に使用されたおにび型を掲載しています。
- メガフラエッテは技範囲が広くなく、はがねタイプへの直接打点が限られます。選出時はイダイトウやガブリアスで補完できるかを確認します。
- 攻撃選出と受け寄り選出の役割が大きく異なるため、相手に毒が通るか、回復技があるか、フラエッテとイダイトウの攻撃が通るかを選出画面で判断する必要があります。
- ブリジュラスの特攻育成値は動画画面では1と表示され、構築者記事の本文では4と記載されています。本記事の個体情報は動画画面で直接確認できた1を採用しています。
参考動画
PBA~ポケモンバトルアカデミーの動画本体、字幕、説明欄を確認し、説明欄から案内された構築者本人の記事でチームID、最終成績、各個体の調整意図と選出方針を照合しました。6匹の技、持ち物、特性、性格、育成値は動画内の構築画面を優先して記録しています。
構築データの参照先: 構築者本人によるM-1最終38位の構築記事