構築の結論
レギュレーションM-Bのダブルバトルでランク1位に到達した、特殊型メガガブリアスを中心とする砂構築です。バンギラスの「すなおこし」で砂を展開し、メガガブリアスの「すなのちから」が乗る「だいちのちから」と「パワージェム」を高火力で通します。
特殊型にする最大の理由は、環境で使われる「いかく」の影響を受けずに攻撃できることです。物理型ガブリアスを想定した相手へ攻撃方向をずらし、鋼にはだいちのちから、リザードンなど岩弱点にはパワージェム、ドラゴンにはりゅうせいぐんを選べます。
アーマーガアのミラーアーマーとおいかぜ、オオニューラのねこだまし、ハッサムの先制技、イダイトウの終盤性能も揃っています。単純な砂パーティではなく、相手の威嚇と素早さ操作へ回答を持ちながら特殊メガガブリアスを通す6匹です。

6匹の役割一覧
| ポケモン | 持ち物 | 主な役割 |
|---|---|---|
| イダイトウ | オボンのみ | 終盤の掃除・先制技 |
| メガガブリアス | ガブリアスナイト | 砂下の特殊主砲 |
| ハッサム | いのちのたま | つるぎのまい・先制技 |
| バンギラス | こだわりスカーフ | 砂始動・高速いわなだれ |
| オオニューラ | きあいのタスキ | ねこだまし・高速打点 |
| アーマーガア | たべのこし | 威嚇反射・おいかぜ |
なぜ特殊メガガブリアスが環境に刺さるのか
いかくで火力を落とされない
通常のガブリアスは物理技を中心に組まれるため、相手は「いかく」で攻撃を下げる対応を選びやすくなります。この型は特攻へ能力ポイントを30振り、だいちのちから、りゅうせいぐん、パワージェムを採用した完全な特殊型です。攻撃ランクを下げられても主力技の威力は変わりません。
動画では、特殊メガガブリアスを単なる奇襲ではなく、これまで十分に研究されていなかった有力な選択肢として評価しています。物理受けや威嚇役を選出した相手に対し、特殊技で役割をずらせる点が実戦上の強みです。
砂下のだいちのちからで鋼を狙う
メガシンカ後の「すなのちから」は、砂状態で地面・岩・鋼技を強化します。バンギラスが砂を出した状態なら、だいちのちからとパワージェムの両方が強化対象です。動画では、砂下のだいちのちからで環境に多い鋼ポケモンを一撃圏内へ入れやすいことが、特殊型の魅力として説明されています。
特攻30、素早さ26、HP10という配分は、特殊火力だけに寄せず、行動順と耐久も確保した形です。具体的な確定数は相手の育成によって変わるため、実戦では相手の持ち物や耐久配分を考慮して判断します。
パワージェムでリザードンを狙える
パワージェムは、地面技が通らない飛行タイプへの補完です。動画ではリザードンを一撃で倒す圧力を持つことが取り上げられています。物理の岩技と違い、いかくで威力が下がらず、命中率を気にせず選べる点も扱いやすさにつながります。

バンギラスとメガガブリアスの砂軸
バンギラスはこだわりスカーフ
バンギラスは攻撃32、素早さ32のようき最速寄りで、こだわりスカーフを持ちます。「すなおこし」でメガガブリアスを強化するだけでなく、いわなだれ、はたきおとす、れいとうパンチ、ばかぢからを上から使う攻撃役です。
砂始動役を低速の補助要員にせず、相手へ先に圧力をかけられるため、メガガブリアスだけを守ればよい並びになりません。いわなだれの全体打点、はたきおとすの持ち物妨害、れいとうパンチのドラゴン対策、ばかぢからの鋼・悪への打点を、相手の並びに応じて固定します。
メガガブリアスは3打点+まもる
技は、だいちのちから、りゅうせいぐん、パワージェム、まもるです。3タイプの特殊技で攻撃範囲を確保し、まもるで砂やおいかぜの残りターン、味方のねこだまし、相手の集中攻撃を調整します。
メガシンカ前の特性は「さめはだ」、メガシンカ後は「すなのちから」です。砂がない状態では火力が落ちるため、バンギラスを早く失った試合では、アーマーガアのおいかぜやハッサムのつるぎのまいへ勝ち筋を切り替えます。
アーマーガアが威嚇と速度操作を担当
ミラーアーマーで能力低下を返す
アーマーガアはHP32、特防26を中心にしたわんぱく型で、たべのこしを持ちます。特性ミラーアーマーは相手から受けた能力低下を跳ね返すため、いかくを使う相手への選出圧力になります。
動画では、採用が増えているメガムクホークへの対策として特に注目されています。いかくを返しながら、ブレイブバードで相手へ大きく削りを入れ、おいかぜで後続の行動順も改善します。メガガブリアスだけでなく、ハッサムとイダイトウも先に動かしやすくなるのが重要です。
おいかぜはスカーフ依存を減らす
バンギラスはスカーフで速さを確保していますが、他の5匹は相手の高速アタッカーに先手を取られる場面があります。おいかぜを使えば、オオニューラ以外の中速ポケモンも行動順を逆転しやすくなります。アーマーガア自身は、アイアンヘッドとブレイブバードで最低限の攻撃参加もできます。
補助3匹の役割
オオニューラはねこだましで最初の1ターンを作る
オオニューラは攻撃32、素早さ32のようき型です。きあいのタスキで1回の行動を確保し、ねこだましで相手の片側を止めます。その間にバンギラスとメガガブリアスで攻撃するか、アーマーガアがおいかぜを使います。
どくづきとインファイトで自身も攻撃役になれるため、補助だけで盤面に残る枠ではありません。フェアリーや鋼、悪など、ガブリアスの技範囲と補完しやすい相手へ打ち分けます。
ハッサムはつるぎのまいから先制
ハッサムはHP30、攻撃32を中心にしたいじっぱり型で、いのちのたまを持ちます。つるぎのまいを積めるターンを作り、テクニシャンが乗るバレットパンチとむしくいで攻めます。
相手が特殊メガガブリアスと砂への対応を優先すると、ハッサムが積む隙が生まれます。おいかぜが切れた後もバレットパンチで先制できるため、速度操作の終了後に残った相手を処理する役として使えます。
イダイトウは終盤のおはかまいり
イダイトウはオボンのみを持ち、ウェーブタックル、おはかまいり、アクアジェット、まもるを採用します。味方が倒れた終盤ほど「おはかまいり」の威力が上がり、削れた相手にはアクアジェットで先制できます。
序盤から反動技を連打して消耗させるより、砂軸とアーマーガアで相手を削った後に出す方が役割を発揮しやすい構成です。オボンのみは、ウェーブタックルの反動を含めて行動回数を伸ばす助けになります。
選出パターンと動かし方
元動画は構築の狙いを解説する内容で、全対面の固定選出までは指定していません。以下は6匹の役割から組み立てる再現用の基本案です。相手の天候、威嚇、追い風、ねこだまし役を確認して調整します。
| 相手の特徴 | 先発候補 | 後発候補 | 狙い |
|---|---|---|---|
| 鋼・リザードンが多い | バンギラス+ガブリアス | アーマーガア+イダイトウ | 砂の特殊打点を最初から通す |
| 威嚇・メガムクホーク | アーマーガア+オオニューラ | ガブリアス+バンギラス | 威嚇を返し、おいかぜを安全に使う |
| 特殊受けが厚い | オオニューラ+ハッサム | バンギラス+イダイトウ | 物理打点と先制技で崩す |
| 天候を上書きする | アーマーガア+オオニューラ | バンギラス+ガブリアス | バンギラスを後発に残して砂を取り直す |
ターンごとの判断基準
初手は砂より行動保証を優先する
バンギラス+メガガブリアスを並べればすぐに最大火力を出せますが、相手にねこだまし、いかく、おいかぜがそろっている場合は、そのまま攻撃してもテンポを取りにくくなります。相手の初動が速い構築には、オオニューラのねこだましで片方を止めるか、アーマーガアのおいかぜを先に通します。メガガブリアスを後発に置けば、砂と速度操作が整った場へ安全に出せます。
バンギラスを倒される前に砂の残りターンを数える
メガガブリアスのだいちのちからとパワージェムは、砂が残っている間に最も圧力をかけられます。バンギラスがこだわりスカーフで先に動けても、無理に居座って倒されると天候を取り直せません。相手に天候始動役が残っているなら、バンギラスを一度交代させ、終盤に再び砂を展開する選択を持ちます。反対に天候を変える手段がない相手には、いわなだれで削りとひるみを狙いながらメガガブリアスの攻撃回数を増やします。
終盤はおはかまいりと先制技の圏内を作る
中盤までに味方が倒れるほど、イダイトウのおはかまいりは終盤の決定力になります。ハッサムのバレットパンチとイダイトウのアクアジェットもあるため、相手を一撃で倒せなくても、先制技で処理できる残りHPまで削れば十分です。メガガブリアスで全員を倒そうとせず、鋼や炎など重要な相手を特殊打点で崩し、最後を物理の先制技へ渡すのが安定した勝ち筋です。
苦手な相手と調整ポイント
- 天候の上書き:雨・晴れ・雪で砂を消されるとメガガブリアスの火力が落ちます。バンギラスを後発に置く選出も必要です。
- ワイドガード:いわなだれなどの全体技を止められる場合は、ガブリアスの単体技やはたきおとすへ切り替えます。
- 特殊耐久の高い相手:特殊ガブリアスだけで押し切らず、ハッサム、オオニューラ、イダイトウの物理打点を組み合わせます。
- おいかぜの取り合い:アーマーガアが先に倒されると速度操作が不足します。ねこだましとまもるで、おいかぜを使うターンを確保します。
- 相手の先制技:きあいのタスキが先制技で崩されるため、オオニューラの残りHPと相手の行動順を確認します。
変更候補は、メタゲームの変化に合わせてバンギラスの固定技、アーマーガアの耐久配分、イダイトウの素早さを調整する順です。特殊メガガブリアス、砂始動、おいかぜという構築の核は残し、補完枠から変えると勝ち筋を維持しやすくなります。
動画で確認できる内容
| 時間 | 内容 | 攻略上の要点 |
|---|---|---|
| 14:40 | ランク1位構築を提示 | 特殊メガガブリアスを中心とする6匹 |
| 15:00前後 | 特殊技の採用理由 | いかくを無視し、炎・鋼・飛行へ打点を持つ |
| 15:20前後 | バンギラスとの砂連係 | すなのちからで地面・岩技を強化 |
| 15:55前後 | ハッサムとアーマーガア | 積み、ミラーアーマー、おいかぜを評価 |
| 16:20前後 | 構築全体の評価 | 特殊メガガブリアスは単なる奇襲ではない |
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参照元と確認時点
2026年7月30日に、元動画の構築解説部分、動画説明欄で公開されたPokePaste、Pokémon Champions公式のレギュレーション情報を照合しました。ランク1位は動画内で紹介された到達実績です。掲載後に技・持ち物・ルールが更新された場合は、一次情報を再確認して記事を更新します。