ダブルバトルでは2匹が同時に場へ出るため、タイプ相性だけでなく、隣同士で使う技、素早さ操作、相手2匹から受ける集中攻撃まで考えて6匹を組みます。この記事では、あけるびの初心者講座をもとに、ダブル構築の作り方と、選出画面で確認する5つの観点を具体例付きで整理します。
ダブル構築は「補完」と「横の動き」で組む

動画で紹介されている基本手順は次の通りです。
- 使いたいポケモンを決める
- そのポケモンが苦手な相手を対策できるポケモンを加える
- 最初の2匹が苦手な相手への回答を加える
- 追い風、トリックルーム、ねこだまし、このゆびとまれなど、主役を動かすサポートを組み込む
- 実戦で選出しない枠や、繰り返し重い相手を確認して調整する
目安として、エース・アタッカー1~2匹、補完役2~3匹、サポート役1~3匹ほどになることが多いと説明されています。ただし比率を先に固定するのではなく、6匹の中で役割がつながっているかを優先します。
ダブルで追加確認する4項目
- 素早さ操作:追い風、トリックルーム、こごえるかぜなどを誰が使うか
- 行動保証:ねこだまし、このゆびとまれ、いかく、まもるでエースの1手を作れるか
- 横の相性:じしんなど味方を巻き込む技を安全に使えるか、2匹の攻撃範囲が重なりすぎていないか
- 集中攻撃への耐性:片方を守っている間に、もう片方が盤面を進められるか
実例1:メガサーナイトから6匹を組む
最初の例は、メガサーナイトを主役にした構築です。技や持ち物を最初から固定しすぎず、バトルデータの技構成、持ち物、努力値、同じチームに採用されているポケモンを参考にしながら調整します。

ガブリアス:炎・鋼への打点を補う
メガサーナイトのフェアリー技が通りにくい炎・鋼への回答としてガブリアスを加えます。メガリザードンYへ岩技、ギルガルドへ地面技で圧力をかけられ、フェアリーと地面の攻撃範囲も作れます。
ウォッシュロトム:アーマーガアとペリッパーを見る
メガサーナイトとガブリアスの両方が攻めにくいアーマーガアや、ワイドガードでハイパーボイスを防ぎながら追い風・雨を展開するペリッパーへの回答として、ウォッシュロトムを採用します。ふゆうによりガブリアスのじしんへ巻き込まれないため、横に並べたときの相性も良好です。

ファイアロー:追い風と鋼への圧力
ミラーや高速構築に先手を取るため、追い風役を加えます。ファイアローは炎技で鋼へ圧力をかけられ、ガブリアスのじしんを受けないため、4匹目として役割が重なりにくい選択です。

ハリテヤマ:ねこだましで行動回数を作る
メガサーナイトがハイパーボイスを使う回数を増やすため、ねこだまし役を採用します。ハリテヤマは相手1匹を止めながら、メガサーナイトが対処しにくい相手へ格闘打点も持てます。
ドドゲザン:いかくを牽制する
最後に、構築全体で重い相手への打点を補い、特性まけんきでガオガエンなどのいかく持ちも牽制できるドドゲザンを加えます。特定の1匹だけを見るのではなく、初手に並べたときの妨害耐性まで含めて6枠目を決める例です。

実例2:オニシズクモのトリックルーム構築
2つ目は、低速で高火力な水技を使うオニシズクモを主役にしたトリックルーム構築です。主役を決めた段階で「トリックルームを展開できなければ勝ち筋が細い」と分かるため、始動役と妨害役を重ねます。

- リキキリン:トリックルーム始動役。特性で相手の先制技を防ぎ、ねこだましを受けにくい盤面を作る
- メガケケンカニ:低速でトリックルームに適性があり、岩などオニシズクモが苦手な相手へ格闘打点を持つ
- ガオガエン:いかくとねこだましで始動役を守り、すてゼリフで能力を下げながらエースへ交代する
- ペリッパー:相手の晴れを雨へ変え、水技を強化し、味方の炎弱点も軽減する
- ヤバソチャ:おもてなしで回復し、いかりのこなで攻撃を引き寄せ、第2のトリックルーム始動役にもなる

このように、主役1匹の弱点を埋めるだけでなく、勝ち筋の開始条件そのものを守る役を複数用意するのがダブル構築の重要点です。
選出時に確認する5項目

1. 自分の基本選出が通るか
まずは、構築で最も再現したい初手と後発を確認します。じしんと範囲技を重ねる攻撃、追い風からの高火力範囲技、ねこだましからのトリックルームなど、構築の基本行動が相手に妨害されにくければ、その選出を優先します。

2. 相手の構築パターンを読む
トリックルーム、晴れ、雨、追い風など、6匹の並びから相手の主な展開を予測します。始動役をちょうはつや集中攻撃で止めるのか、天候を奪うのか、ねこだましで片方を止めるのかを選出段階で決めます。
有名なレンタルチームや公開構築は、基本選出と初手の動きが記事に記載されていることがあります。対戦前に丸暗記するのではなく、「何を通す構築か」「止めるならどの役か」を把握しておくと、初手を絞りやすくなります。

3. 最悪の初手を避ける
こちらの初手2匹が、相手の1匹だけで同時に不利になる並びは危険です。基本選出が強くても、選出画面に天敵が見えている場合は、その相手を牽制できるポケモンを初手へ入れます。読み勝つことより、「最悪の相手が来ても即座にプランが崩れない」ことを優先します。
4. 初手に出やすいポケモンを把握する
トリックルーム始動役、追い風役、ねこだまし役、積みエース、ボルトチェンジやクイックターンで対面を動かすポケモンは初手に出やすい傾向があります。ちょうはつ、ねこだまし、集中攻撃、弱点打点など、始動前に止める手段を初手へ置きます。
5. 後発に置かれやすいポケモンを読む
高耐久で後出ししやすいポケモン、交代時に回復や妨害を行うポケモン、トリックルーム下で動かす低速エース、天候を上書きする始動役は後発に置かれやすくなります。初手だけを倒す前提にせず、交代先へ一貫する技や、終盤に残す回答を決めます。

ダブル構築・選出チェックリスト
- エースを動かす素早さ操作または行動保証がある
- 初手2匹の技が味方を邪魔せず、攻撃範囲がつながっている
- 基本選出の初手2匹と後発2匹を説明できる
- トリックルーム、追い風、天候への回答がある
- 基本選出が一方的に不利になる「最悪の初手」を把握している
- 初手に多い始動役を止める方法がある
- 後発の耐久役・天候役・低速エースへ残す回答がある
- 実戦で選出しない枠は、技・持ち物・ポケモンの順に見直している
動画と出典
この記事は、あけるび / ポケモンダブル「【初心者講座】ダブルバトルの構築の組み方&選出のコツを伝授します【ポケモンチャンピオンズ】」の全編を確認し、構築例と選出判断を記事向けに再構成しています。紹介された並びは動画公開時点の例であり、環境や使用可能ポケモンに応じて補完先を調整してみましょう。