ポケモンチャンピオンズで構築を作るとき、最初から6匹すべての技や持ち物を決める必要はありません。先に決めるのは、構築の勝ち方と中心に置くポケモンです。その後、中心のポケモンが苦手な相手を一つずつ埋めていきます。
この記事では、しぐまるの構築作成動画をもとに、レギュレーションM-Bでメガメタグロスから6匹を組み上げた思考順を整理します。完成した並びの紹介だけでなく、別のポケモンを軸にするときにも使える判断基準として解説します。
最初に3つの構築タイプから勝ち方を決める
動画では、構築を大きく対面構築、サイクル構築、展開構築の3種類に分けています。どれが最も強いという区分ではなく、どのような試合運びを目指すかを決めるための整理です。
| 構築タイプ | 基本の勝ち方 | 必要になりやすい役割 |
|---|---|---|
| 対面構築 | 交代を抑え、1対1の打ち合いを積み重ねる | 高い対面性能、先制技、行動保証 |
| サイクル構築 | 勝てる相手へ交代しながら相手を削る | 耐性、回復、安定した引き先 |
| 展開構築 | 起点を作り、積みエースで全抜きを狙う | 起点作成、ステルスロック、積み技 |

一つに完全固定する必要はありません。今回のメガメタグロスは、打ち合いにも交代戦にも参加できるため、サイクルを基本にしながら対面選出もできる構築を目指しています。
1匹目は選出回数が多いメガシンカ枠から決める
レギュレーションM-Bではメガシンカが勝敗へ与える影響が大きく、選出回数も多くなります。そのため、明確に使いたいポケモンがいない場合は、メガシンカ枠から考えると構築の方向を決めやすくなります。
動画では、対面性能、鋼タイプの耐性、耐久、技範囲を評価してメガメタグロスを軸にしています。鉄壁とボディプレスで詰める型も候補でしたが、対策されやすい環境を考え、広い技範囲で相手を削る方向から検討を始めました。

軸の技を4つとも早く固定しない
軸を決めた直後は、技を仮置きに留めます。残りのポケモンを選ぶ途中で、カバルドンを誰が担当するか、メガギャラドスへ誰が動くか、フェアリーへの打点が足りるかが変わるためです。
今回もサイコファング、バレットパンチ、れいとうパンチ、じしんを候補にしつつ、アシレーヌが重くなればかみなりパンチへ変える余地を残しています。1匹単体の完成度より、6匹全体で同じ相手への回答が不足しないことを優先します。
苦手な相手を列挙して、複数を見られる候補から採用する
次に、メガメタグロスが苦手な炎タイプ、地面タイプ、カバルドン、ギルガルド、ブリジュラスなどを列挙します。対策候補は、一匹だけへ有利なポケモンではなく、複数の問題へ同時に役割を持てるかで比較します。
アシレーヌ:炎・地面・物理受けへ特殊側から攻める
アシレーヌは炎タイプと地面タイプへ水技で圧力を掛け、カバルドンとブリジュラスへ特殊技で攻められます。メガメタグロスが止まりやすい相手へ、別の攻撃方向を用意できる点が採用理由です。
カバルドン:ギルガルド対策と試合のつなぎ役
カバルドンはギルガルドへ強く、あくびやステルスロックで後続が動きやすい状況を作れます。メガメタグロスとアシレーヌが攻める間をつなぎ、サイクルを成立させる役割です。
マスカーニャ:素早さとメガギャラドス対策
最初の3匹は全体に遅いため、上から攻撃できる枠が必要です。動画では、こだわりスカーフを持たせたマスカーニャを候補にし、スターミーやメガギャラドスへ先に動ける形を作っています。軸だけでなく、構築全体の速度を確認するのが要点です。
カイリュー:炎タイプと特殊打点を補う
カイリューはリザードン系統へ動きやすく、特殊技でギルガルド、ブリジュラス、アーマーガアなどへ打点を持たせられます。フェアリーが選出されやすくなる点はメガメタグロスの役割にもつながり、選出単位で補完が成立します。
ブリジュラス:スターミー対策と受け崩し
最後の枠では、構築全体で重かったスターミーや複数の受け先を意識してブリジュラスを採用しています。りゅうのキバで火力を補い、単なる受け役ではなく相手の交代先へ負担を掛ける役割を持たせています。
重い相手は組みながらメモする
ポケモンを追加するたびに、新しく重くなる相手が見つかります。マスカーニャを採用すると技や持ち物が絞られ、カイリューを加えると別のフェアリーやドラゴンへの回答が必要になります。気付いた問題をその場で消そうとせず、一覧として残してから優先順位を付けます。
判断基準は、使用率が高いか、選出されやすいか、基本選出で対処できるかです。珍しい相手一匹のために軸の汎用技を外すと、多くの試合で使いにくくなります。ピンポイント技は軸以外へ持たせられないかも検討します。
完成例の6匹と役割

| ポケモン | 構築内の役割 | 主に意識した相手 |
|---|---|---|
メガメタグロス |
軸、対面とサイクルの両方へ参加 | フェアリー、打ち合える相手 |
アシレーヌ |
特殊打点、水・フェアリーの補完 | 炎、地面、カバルドン、ブリジュラス |
カバルドン |
物理受け、あくび、場作り | ギルガルド、物理アタッカー |
マスカーニャ |
高速枠、スカーフによる上取り | スターミー、メガギャラドス |
カイリュー |
特殊打点、炎への切り返し | リザードン系統、鋼・飛行 |
ブリジュラス |
受け崩し、特殊方面の圧力 | スターミー、受け寄りの並び |
この6匹は2026年7月25日時点のレギュレーションM-Bを前提にした例です。環境が変われば対策の優先順位も変わるため、並びそのものより、軸から不足役割を埋める順序を参考にしてみましょう。
8割組めたら対戦し、変更範囲を小さい順に確認する
机上だけでは、単体では対処できても特定の2匹を同時に選出されると苦しい、といった問題を見落とします。動画では構築が8割ほど形になった段階で対戦し、重い相手が見つかったら次の順で直す方法を示しています。
- 技構成を変更する
- 解決しなければポケモンを入れ替える
- それでも難しければ軸と構築タイプを見直す
軸をすぐ外さないことで、最初に決めた勝ち筋を保ったまま調整できます。実戦後の詳しい直し方は、続編の構築の欠陥を見つけて改善する方法で整理しています。
ゼロから構築を作るチェックリスト
- 対面・サイクル・展開のどれを基本にするか決めた
- 選出回数が多い軸を1匹決めた
- 軸の強みと苦手な相手を書き出した
- 複数の苦手へ役割を持てる候補を優先した
- 物理・特殊、速い・遅いの偏りを確認した
- 基本選出を2通り以上作れるか確認した
- 軸の技を早い段階で固定しすぎていない
- 8割組めた段階で実戦へ進んだ
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別動画から補足できる構築の考え方
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別の構築解説では、構築の方向を対面・サイクル・展開の3つに分け、対面は交代を抑えた打ち合い、サイクルは有利な相手へ交代しながら削る形、展開は起点を作ってエースを通す形として紹介しています。実際の構築は一つに固定せず、2つ以上の要素を組み合わせると考えると整理しやすくなります。
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最初の1匹は、使いたいポケモンから始めても、環境で強いポケモンから始めても構いません。軸が決まったら苦手な相手を2〜3匹書き出し、それらをまとめて見られる相方を選びます。5・6匹目は単体対策だけでなく、相手の並びへの回答、速度、物理・特殊の偏りまで確認して補います。
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6匹が仮組みできたら対戦し、負けた相手をメモします。まず技や持ち物で直せるかを試し、それでも解決しなければポケモンを入れ替えます。軸をすぐ変えず、構築全体の不足を小さく直していくのがポイントです。
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動画と出典
この記事は、しぐまる「【構築の作り方解説】ポケモン対戦ガチ勢がどのように構築を考えているか全てお見せします!レギュレーションM-B版【チャンピオンズ】」の全編を確認し、構築を作る判断順として再構成しています。
- 参考動画をYouTubeで見る
- 構築の作り方・考え方の記事一覧を見る





