構築の結論
この構築は、カバルドン、ガブリアス、マスカーニャ、アシレーヌの4匹で盤面を整え、残り2枠の積みエースを通す「積み構築」の基本形です。動画の例では、りゅうのまいを使うメガリザードンXとメガギャラドスを採用しています。毎ターン複雑な読み合いを続けるのではなく、起点作成から積み技、全抜きまでの手順を先に決めやすいことが強みです。
大切なのは、積み技を持つポケモンだけを並べることではありません。エースが無傷に近い状態で1ターンを使えるよう、あくび、ステルスロック、がんせきふうじ、とんぼがえり、アンコールを役割別に使い分けます。相手の先制技や特性「天然」への回答まで用意しておくことで、積んだ後に止められる試合を減らします。

6匹の役割と採用意図
| ポケモン | 主な仕事 | 起点・突破の鍵 |
|---|---|---|
| メガリザードンX | りゅうのまいから全抜き | 攻撃技3つで対応範囲を確保 |
| メガギャラドス | りゅうのまいから全抜き | かたやぶりで天然を突破 |
| カバルドン | 基本の起点作成 | ステルスロック+あくび |
| ガブリアス | 行動保証付きの起点作成 | タスキ+がんせきふうじ |
| マスカーニャ | 高速対面操作 | スカーフ+とんぼがえり |
| アシレーヌ | 特殊打点と行動固定 | アンコール |
4匹のサポート役は、同じ仕事を重複させているのではなく、相手の並びに応じて起点の作り方を変えるための枠です。カバルドンで受けながら作る、ガブリアスで強引に1回動く、マスカーニャで対面を動かす、アシレーヌで相手の技を固定する、という4ルートを使い分けます。
起点作成役4匹の使い分け
カバルドン:迷ったときの基本選出
カバルドンは物理耐久を確保し、ステルスロックからあくびを連打して交代を促します。相手が交代すればステルスロックの削りが入り、居座れば眠りによってエースが積むターンを得られます。なまけるで場持ちを伸ばせるため、一度で起点を作れなくても再度同じ展開を狙える点が安定しています。

ガブリアス:タスキで最低限の仕事を保証
ガブリアスはきあいのタスキを持ち、相手の火力が高い場合でもステルスロックかがんせきふうじを選びやすい型です。がんせきふうじで素早さを下げれば、後続エースが積む前でも先手を取りやすくなります。じしんとげきりんもあるため、起点作成だけで終わらず、相手に直接負荷をかける選択肢も残しています。

マスカーニャ:とんぼがえりでエースを無傷着地
こだわりスカーフのマスカーニャは、相手より先にとんぼがえりを使って対面を動かします。相手が交代するか、そのまま攻撃するかを見てから後続を選べるため、エースを直接交代で出すより被弾の危険を抑えられます。トリックフラワー、はたきおとす、トリプルアクセルもあり、終盤は高速アタッカーとして使えます。

アシレーヌ:アンコールで積みの隙を固定
アシレーヌは相手の補助技や通りの悪い技をアンコールで固定し、その間に積みエースへ交代します。特攻32でムーンフォースとうたかたのアリアの火力も確保しており、サポートだけでなく特殊アタッカーとしても動けます。物理エースに偏った選出で崩せない相手へ、特殊打点を残せる点も重要です。

積みエース2匹の通し方
メガリザードンX:積み技1つ+攻撃技3つ
メガリザードンXは、りゅうのまい以外をドラゴンクロー、フレアドライブ、かみなりパンチで埋めています。みがわりやちょうはつを自分で持たせず、起点作成を4匹へ任せることで、積んだ後の攻撃範囲を広げる設計です。ドラゴン・炎・電気の3打点を残すため、1匹を倒した後に受け先を出されても止まりにくくなります。

メガギャラドス:天然への明確な回答
積み構築は、能力上昇を無視する特性「天然」のポケモンで止められやすい戦術です。メガギャラドスはメガシンカ後の「かたやぶり」で相手の天然を無視できるため、りゅうのまいで上げた攻撃と素早さをそのまま押しつけられます。たきのぼり、こおりのキバ、じしんで攻撃範囲も確保しています。
動画ではギャラドスの持ち物、特性、4技までは6匹一覧で確認できますが、個別能力画面は表示されていません。そのため、性格と能力配分は未確認として保存し、一般的な配分からの推測は行っていません。

基本選出と試合の進め方
- 相手の先発と止め方を確認:天然、先制技、きあいのタスキ、高速スカーフ枠の有無を見ます。
- 起点作成役を1匹選ぶ:安定ならカバルドン、対面性能ならガブリアス、対面操作ならマスカーニャ、行動固定ならアシレーヌです。
- 通すエースを決める:通常の受け範囲にはリザードンX、天然が中心ならメガギャラドスを優先します。
- 積む前に削る:ステルスロック、はたきおとす、直接攻撃でタスキと受けの耐久を削ります。
- 安全な1ターンだけ積む:眠り、アンコール、素早さ低下、とんぼがえり後の有利対面を利用します。
エースを2匹とも選ぶ必要はありません。積む役を1匹に絞り、残り2匹でそのエースが止まる相手を処理する方が、勝ち筋は明確になります。見せ合いで相手の天然や先制技が複数見える場合は、メガギャラドスを通す前提でカバルドンとマスカーニャの削りを優先する、といった逆算が必要です。
再現するときの注意点
- エースの攻撃技を減らしすぎない:起点作成はサポート役へ任せ、積み技+攻撃技3つを基本にします。
- タスキを先に潰す:ステルスロックを入れずに積むと、相手のタスキ反撃で全抜きが止まります。
- 物理だけに寄せない:アシレーヌを残すか、かたやぶりで天然を突破できる経路を用意します。
- 動画で確認できない値を補完しない:ギャラドスの性格・配分は未確認です。
この6匹は固定された完成形というより、4匹のつくりおきサポートへ使いたいエースを差し替えるためのテンプレートです。別の積みエースを採用する場合も、「タスキを潰せるか」「安全な1ターンを作れるか」「天然を突破できるか」の3点を満たしているかを先に確認すると、同じ考え方を再利用できます。
確認時点と参考動画
2026年7月29日に、動画全編、6匹一覧、個別能力画面、4技表示を照合しました。レギュレーションM-B時点の内容です。アップデートや使用可能ポケモンの変更により、同じ並びでも最適な性格・配分・選出が変わる可能性があります。